さあ、パンといっしょにでかけよう ある日のレシピ 4人のパン食系女子が、ある日のお散歩のレシピを日記形式で綴ります。
パン恵さん(夫と二人暮らし)
冬のある日

今より少し若かった頃のお話です。その年のクリスマスはウィークデイ。彼はとっても忙しい人で、その夜も仕事で遅くなるとわかっていた私たちは、会う約束をしていませんでした。

モミの木のラスク
モミの木のラスク

卵とはちみつ、バターをからめて焼くことで、さっくり感と風味をアップさせました。飾り付けたドライフルーツが宝石のようでキュート。

<材料>6個分
バタール(5cm分)
1個
無塩バター
25g
卵黄
1/2個
はちみつ
12g
チョコレート(ミルク・ホワイト)
各30g
ドライフルーツミックス
適量
アーモンドダイス
適量

<作り方>

  1. 1.ボウルに卵黄を入れ、沸騰させたはちみつを縁から少しずつ加えて、白っぽくなるまで泡立て器で混ぜ合わせる。
  2. 2.室温に戻した無塩バターの中に1を少しずつ加えて混ぜる。
  3. 3.1cm角に切ったバタールに2をからめ、160℃に温めておいたオーブンで12分焼く。
  4. 4.粗熱がとれたら、溶かしたチョコレートをからめてモミの木のようにまとめる。
  5. 5.ドライフルーツミックスとアーモンドダイスを表面に飾り付け、冷蔵庫で冷やしてできあがり。

でもやっぱり寂しかった私は、仕事から帰宅すると急いでお菓子を作り、彼の会社のそばで待つことに。ちょっとだけでも会えればいいなと。

カフェでお茶したり、にぎわう通りをフラフラ歩いたり、チラつく雪を眺めたり。

ようやく会えたのは、家族連れやカップルが去り、夜の静けさが戻った頃。イルミネーションが消える直前の街を二人で歩きました。たぶん、ほんの数十メートル。

その時、私が作って行ったのが、モミの木のラスクです。細かく切ったバタールをサクサクに焼いてチョコレートでコーティング。ドライフルーツやナッツで飾りつけた、手のひらにのっかる小さなツリー。

お皿もフォークも要らない、二人だけのささやかなクリスマスでした。

よし、これで準備完了。まもなく夫が同僚たちを連れて帰って来ます。テーブルの上には、シャンパンやチキン、所狭しと並べられたたくさんのご馳走。そして、モミの木のラスク。

さてさて、夫はあの夜のお散歩を思い出してくれるでしょうか。

ある日のレシピ一覧へ